種子島行ってきた 前半戦
こんにちは。アルバートです。
jgc修行も完了し、余ったマイルを使うときが来ました。どこに行こうかと悩んでいるとロケットの打ち上げが種子島で行われるという情報を手に入れたので、種子島にいってロケットを見てきます!
1日目
おつまみとビールがありましたが、運転をするので飲酒はできませんでした。(プレモルがあったから飲みたかった!)
鹿児島から種子島へはジャンボジェットではなく、プロペラ機(ATR)で行きます。
窓際の席を取りたかったですが、埋まってて取れませんでした。
機内にディスプレイが無いことから機内安全ビデオが流せず、代わりにCAさんが緊急時の酸素マスクや救命具の説明を実演してくれます。また、フライト時間が短いことから、飲料提供サービスの代わりにjalキャンディを提供してもらいました。
だいたい一人一つずつ取っていましたが、私の横に座っていたおじさんが、バーゲンセールの掴み取りのごとく大量に貰っていました。CAさんが一瞬固まったのを感じましたが、すぐにニコニコ笑顔になったのを見てプロだなと思いました。
到着ゲートをくぐると種子島レンタカーの方が待っていてくれました。
種子島レンタカーさんは電話での予約のみだったので事前に予約していました。本来は次の日から借りる予定だったのですが直前に電話で今日から借りられないかという事を問い合わせると快諾していただけました。
借りたのは白のTANTOくん。実家も同じ車種なので乗り慣れています。
まず初めに向かったのはアイショップ石堂店というところ。ここは新海誠の「秒速5センチメートル」というアニメ映画の聖地です。このアニメ映画はモテない男の好きなアニメランキングTOP5に入る映画であり(自分調べ)、私も例にもれずこの映画が大好きです。
アニメ内では主人公の男・女が高校の帰りにここで飲み物を買って、外のベンチで談笑するシーンがあります。私も体験するために、一人で2つ飲み物を買ってベンチに座ってみました。一人でやるとアニメとのギャップもあり、めちゃくちゃ孤独を感じました。
ちなみにこの店自体は地元のお客さんが結構来てました。2日目に行った際にも原付で寄っている方がいたためアニメのシーンに近い風景が撮れました。
次に向かったのは中山海岸です。ここも「秒速5センチメートル」の聖地で、主人公の女の子がサーフィンをしているところです。私が行ったのが夕方だったので流石にサーファーの人はいませんでした。しかし、夕方に行ったからこそノスタルジックな風景が撮れたと思います。私のカメラの画質だと綺麗には撮れませんが,,,
次に夕食を食べようと中種子町の市街地に行きましたが、居酒屋しか空いてなかったのでA-Coopでお惣菜を買いました。
それを持ってロケット発射が見られる長谷公園へ。
長谷公園にはすでに20台ほどの車が止まっており、芝生に人が集まってました。中には名古屋ナンバーのキャンピングカーがいたりして気合いが見て取れました。
その日はたまたま人工衛星が日本上空を通過する日だったのでそれを見ている様子でした。流石ロケットを見に来るだけあって宇宙の知識が豊富だと感じました。私のような素人がこんなところに居たら石でも投げられるかもしれないと思い、「みなさんISSを見られてるんですか?」と宇宙兄弟から得た知識でなんとか知ったかぶりをしました。
「ISSじゃなくてハッブル宇宙望遠鏡ですね」と答えてくれたのは人工衛星がどの辺に出てくるのか解説していたおじさんでした。そうか、ハッブル宇宙望遠鏡か。
その後、人工衛星が出てくるまで皆でカウントダウンしました。次の日の予行演習みたいなものですね。
人工衛星を見た後はやることが無かったのですぐに寝ました。車中泊は初めてで寝られるか心配でしたが普通にぐっすり眠れました。買ってよかった冬用シュラフ。
2日目
前日に早く寝たこともあり、6時前に起きました。
周りの方もすでに起きており、前の方で場所どりしている方も。
話を聞いてみると2日前からずっとその場所で寝泊まりしている猛者もいました。しかも100均のシュラフで寝てたそう,,,
強すぎる。
こんなことできるのは若い人だけだろうと思い聞いてみると案の定大学生や大学院生でした。学生がこんなにいるとは思わなかったので結構驚きでした。宇宙開発系の研究室に配属されている方もいましたが、情報系の専攻の学生もいました。私は物理学専攻なので全員理系でした。やはり理系は宇宙大好きという事ですね。
宇宙開発系の研究室にいる方から詳しく話を聞いてみると、今回のh3ロケットというのは前回のh2ロケットに比べて低コストで生産できることが強みであり、初めての型のロケットであるそうです。その為、打ち上げに成功すれば大きな成果になると思われますが、反対に失敗するだろうと考えている人も多いようです。実際、その大学院生が研究室の教授にロケット打ち上げを見に行く話をしたところ、「ええ!あれ飛ぶの!?」とおっしゃっていたそうです、、、
また、みなさんめちゃくちゃ凄いカメラを持っており、私のようなaquos sense6sカメラで撮影しようと考えているキチガイはいませんでした。これを機にカメラを買ってみるのもいいかも。
色々話を聞いているうちについに打ち上げ500秒前となりました、打ち上げの自動カウントダウンシーケンスが始まるのが打ち上げ500秒前であり、打ち上げ予定の500秒前にロケット管理者のGoサインが出るそうです。
あたりに緊張が走り、「~確認」などのアナウンスが流れます。
打ち上げ10秒前からはみんなでカウントダウンが始まりました。そして0.4秒前にメインエンジンに点火信号が送られ、冷却用の水蒸気がのぼります。おお、と思っていたら全然lanch offしません。
周りの人は不安そうな声で「ここから打ちあがるのだ」と言っていましたがロケットが動く気配は一向にありません。少し待っていると、「~に点火信号が送られなかった為~」と恐らく打ち上げ中止であろうアナウンスが流れました。宇宙系研究室にいる詳しい大学生に聞いてみると恐らく中止だろうとの事。非常に残念でした。
中止だという事が分かるとあたり一帯は一気に暗い雰囲気にのまれ、子供が泣きだしました。私もツイッターで最新情報を見ていると、どうやら三菱重工の株価が大暴落しているっぽい。今からショートするかという余裕もなく私も結構落ち込みました。
という事で種子島のロケット打ち上げ見学はやむなく失敗に終わりました。しかし、ロケット打ち上げカウントダウンを体験するという事はできました。H3ロケットは低コストで生産しやすいそうなのでまた打ち上げがあれば見に行きたいと思います。
後半はロケットとは関係なく、種子島を満喫しようと思います。