沖縄旅行 5/6
前回に引き続き沖縄に旅してきた。
今回も行の飛行機は夕方のものを選んだ。その為、沖縄についてからは那覇市のホテルに直行だった。
旧海軍司令部豪
次の日は車を借りずに自転車で那覇市内を観光した。初めに行ったのは、海軍の司令部があった豪である。ここでは、敵国アメリカからの評価も高かった牛島満将軍が自決した土地である。
すべて人力で掘られた豪であり、かなりの広さがあるが、戦時中に避難してきた人たちが暮らすには狭すぎる広さである。この空間で飢えと渇きに苦しみながら没していった方たちの事を考えると胸が痛くなる。
また、自決の際に利用された手榴弾の弾痕がいまだに残っており、その迫力から鳥肌が立った。二度とこのような戦争を起こしてはいけないと強く感じる。
南山城跡
その後南山城跡に向かった。南山城は三山時代に栄えた北山・中山・南山のうち南山の王がいたところである。
今は小学校の敷地の中にあり、城見学に行くと地元の小学生と目が合う事もあるだろう。私は運よく不審者として通報されることは無かった。
くくる糸満常設展示
その後、糸満にある常設展示に行った。
するとたまたま障害者による演奏という企画展示室も行われており、無料で入れるとの事なので参加してみた。一つだけ気に食わなかったのは、会場に着いたとたんに「演者の方ですか?」と言われたことである。
聞いてきたお姉さんは私が元気に自転車で会場に来ているところを見ているので、私の事を精神障害者だと思ったのだろう。
ちなみに、演奏は普通に楽しめた。
まさひろ酒造株式会社
その後まさひろ酒造株式会社に行った。まさひろ酒造では泡盛の製造工程を見たり、泡盛の試飲ができる。その後車を運転する予定があったので飲みはしなかったが、シークワーサーサワーの元を買っていった。
ウミカジテラス
夕方にはウミカジテラスにいった。ここは西洋の文化っぽい白い建物が並ぶ映えスポットである。近くに那覇空港があるので飛行機の離着陸を見ながらゆったり過ごせる。デートスポットとしても大活躍である。
私は一人でオムタコを食べた。やはり「きじむなあ」のオムタコは格別である。
名護のホテル
その後、そのまま名護市のホテルに車で向かった。今考えると、一日中自転車で走り回った後よくそんな元気があったと感心する。
北ぬが方御嶽
こう書いて「にふぁあうたき」と読むそう。
着いた瞬間にカラスが「かぁかぁ」と泣いており、外にはよくわからないのぼり、近くに掘っ立て小屋が立っている等、仲間由紀恵主演の「TRICK」を思い出させるような見た目に度肝を抜かれた。
奥まったところにある看板も絶妙にTRICK感を出しており、TRICK好きの私は大興奮であった。
民俗資料館
民俗資料館は個人収集された沖縄に関する様々な歴史的なものを置いてある資料館である。沖縄の歴史的なものに関してはなんでもござれで、1時間以上見てられる量の資料があった。
特に面白かったのは、沖縄の標識である。かつて沖縄は日本の敗戦に伴い米国の領土であった。つまり道路交通法は日本のものではなくアメリカのものであり、左側通行ではなく右側通行だったということである。沖縄が日本に返還されるまでこれは続き、返還される際に左側通行に戻ったわけである。この時730というキャンペーンが実施され、左側通行になるという事を周知するためにこの看板が使われた。
辺戸岬
名護市から北上していくと、沖縄本島最北端の岬、辺戸岬に到達する事ができる。辺戸岬から見える景色は格別であり、沖縄の海が荒いのでそこから見える景色も素晴らしいものとなっている。
ちなみに、辺戸岬の近くにある「ヤンバルクイナ展望台」というところには超巨大ヤンバルクイナの像があるので見に行く価値がある。
大石林山
その後大石林山に向かった。入場料が1000円と少しお高めであり、散歩コースしかなかった。まあこういう施設があるという事を知っておくことは大切である。
ヤンバルクイナ生態展示学習施設
今回の沖縄旅行のメインであるヤンバルクイナ生態展示学習施設に来た。
ここは全世界で唯一ヤンバルクイナを展示している場所であり、1匹だけヤンバルクイナを見る事ができる。クイナには「くー太」という名前がついており、かなり可愛い。
これだけでも十分行く価値のある場所なのだが、この施設の素晴らしいところはヤンバルクイナの鳴きまねをしてくれる陽気なスタッフがいる点である。通称「クイナ婆」と呼ばれており、ヤンバルクイナの鳴きまねをさせたら彼女の右に出るものはいない。
現在東京から来た第二のクイナ婆に鳴きまね稽古をつけているところらしく、私が行ったときには「うけけけけ」と二人で言い合っていた。正直怖かった。
メルキュール那覇
その後、たまたま沖縄に来ていた友達と現地集合し、メルキュール那覇にとまった。アコーのホテルはやはり素晴らしい。
まとめ
以上がJGC修行の為の沖縄旅行5回目の記録である。今回の旅行では沖縄の北側をめぐる事ができた。つめつめの旅程であったが、元気で乗り切った。こういうバイタリティーが人生には大切である。