アルバートの日常

日々の生活の事を書きます。旅行とか読書とか

沖縄旅行 5/6

前回に引き続き沖縄に旅してきた。

今回も行の飛行機は夕方のものを選んだ。その為、沖縄についてからは那覇市のホテルに直行だった。

 

旧海軍司令部豪

次の日は車を借りずに自転車で那覇市内を観光した。初めに行ったのは、海軍の司令部があった豪である。ここでは、敵国アメリカからの評価も高かった牛島満将軍が自決した土地である。

壕の中は狭くて息苦しい

すべて人力で掘られた豪であり、かなりの広さがあるが、戦時中に避難してきた人たちが暮らすには狭すぎる広さである。この空間で飢えと渇きに苦しみながら没していった方たちの事を考えると胸が痛くなる。

自決の際の手榴弾の跡が残っている事には驚きだ。

また、自決の際に利用された手榴弾の弾痕がいまだに残っており、その迫力から鳥肌が立った。二度とこのような戦争を起こしてはいけないと強く感じる。

南山城跡

その後南山城跡に向かった。南山城は三山時代に栄えた北山・中山・南山のうち南山の王がいたところである。

南山城

今は小学校の敷地の中にあり、城見学に行くと地元の小学生と目が合う事もあるだろう。私は運よく不審者として通報されることは無かった。

城のすぐ近くは小学校になっている

くくる糸満常設展示

その後、糸満にある常設展示に行った。

糸満の展示

するとたまたま障害者による演奏という企画展示室も行われており、無料で入れるとの事なので参加してみた。一つだけ気に食わなかったのは、会場に着いたとたんに「演者の方ですか?」と言われたことである。

聞いてきたお姉さんは私が元気に自転車で会場に来ているところを見ているので、私の事を精神障害者だと思ったのだろう。

 

ちなみに、演奏は普通に楽しめた。

見学者用のタグ

まさひろ酒造株式会社

その後まさひろ酒造株式会社に行った。まさひろ酒造では泡盛の製造工程を見たり、泡盛の試飲ができる。その後車を運転する予定があったので飲みはしなかったが、シークワーサーサワーの元を買っていった。

沖縄は本当に酒好きが多いですね

ウミカジテラス

夕方にはウミカジテラスにいった。ここは西洋の文化っぽい白い建物が並ぶ映えスポットである。近くに那覇空港があるので飛行機の離着陸を見ながらゆったり過ごせる。デートスポットとしても大活躍である。

ウミカジテラスの綺麗な街並み

私は一人でオムタコを食べた。やはり「きじむなあ」のオムタコは格別である。

那覇空港を見ながら食べるオムタコ

名護のホテル

その後、そのまま名護市のホテルに車で向かった。今考えると、一日中自転車で走り回った後よくそんな元気があったと感心する。

ホテルは異常にピンクだった

北ぬが方御嶽

こう書いて「にふぁあうたき」と読むそう。

北ぬが方御嶽の小屋

着いた瞬間にカラスが「かぁかぁ」と泣いており、外にはよくわからないのぼり、近くに掘っ立て小屋が立っている等、仲間由紀恵主演の「TRICK」を思い出させるような見た目に度肝を抜かれた。

のぼりがたくさん

奥まったところにある看板も絶妙にTRICK感を出しており、TRICK好きの私は大興奮であった。

溢れ出るTRICK

民俗資料館

民俗資料館は個人収集された沖縄に関する様々な歴史的なものを置いてある資料館である。沖縄の歴史的なものに関してはなんでもござれで、1時間以上見てられる量の資料があった。

個人収集とは思えない量の資料がおいてある。

特に面白かったのは、沖縄の標識である。かつて沖縄は日本の敗戦に伴い米国の領土であった。つまり道路交通法は日本のものではなくアメリカのものであり、左側通行ではなく右側通行だったということである。沖縄が日本に返還されるまでこれは続き、返還される際に左側通行に戻ったわけである。この時730というキャンペーンが実施され、左側通行になるという事を周知するためにこの看板が使われた。

730の看板

辺戸岬

名護市から北上していくと、沖縄本島最北端の岬、辺戸岬に到達する事ができる。辺戸岬から見える景色は格別であり、沖縄の海が荒いのでそこから見える景色も素晴らしいものとなっている。

ちなみに、辺戸岬の近くにある「ヤンバルクイナ展望台」というところには超巨大ヤンバルクイナの像があるので見に行く価値がある。

超巨大ヤンバルクイナ

大石林山

その後大石林山に向かった。入場料が1000円と少しお高めであり、散歩コースしかなかった。まあこういう施設があるという事を知っておくことは大切である。

変った形の岩がたくさんある。

ヤンバルクイナ生態展示学習施設

今回の沖縄旅行のメインであるヤンバルクイナ生態展示学習施設に来た。

ここは全世界で唯一ヤンバルクイナを展示している場所であり、1匹だけヤンバルクイナを見る事ができる。クイナには「くー太」という名前がついており、かなり可愛い。

くーたは可愛いです

これだけでも十分行く価値のある場所なのだが、この施設の素晴らしいところはヤンバルクイナの鳴きまねをしてくれる陽気なスタッフがいる点である。通称「クイナ婆」と呼ばれており、ヤンバルクイナの鳴きまねをさせたら彼女の右に出るものはいない。

現在東京から来た第二のクイナ婆に鳴きまね稽古をつけているところらしく、私が行ったときには「うけけけけ」と二人で言い合っていた。正直怖かった。

 

メルキュール那覇

その後、たまたま沖縄に来ていた友達と現地集合し、メルキュール那覇にとまった。アコーのホテルはやはり素晴らしい。

メルキュール那覇は壷川駅から徒歩1分!

まとめ

以上がJGC修行の為の沖縄旅行5回目の記録である。今回の旅行では沖縄の北側をめぐる事ができた。つめつめの旅程であったが、元気で乗り切った。こういうバイタリティーが人生には大切である。

沖縄旅行 4/6

jgc修行の為沖縄に行きまくった。周りからは金の無駄遣いだとか言われたが全くもってその通りである。しかし、行かねばならぬ。

 

というわけで、今回の記事は4回目の沖縄について書こうと思う。

初めてのサクララウンジ

沖縄に行く前に、クリスタル会員になった恩恵としてjalの国内線サクララウンジに初めて入りました。本当にクリスタル会員で入れるのか不安でしたが、ラウンジスタッフに聞いてみると問題ないとの事で、入る事ができました。

サクララウンジ内のプライベートボックス

国内線のサクララウンジではドリンクはもちろん、お酒やおつまみの提供まであります。私が気に入っている点は、シャワーを借りることができるという点です。これを利用すれば、夜の便で行き旅行先で車中泊するような状況においても、不衛生にならないようにする事ができます。

ラウンジのシャワー。ラウンジ利用者なら無料で使える上、タオルの用意などもある。

はじめての一人吞み

今回の沖縄旅行のテーマは「はじめての一人呑み」です。私は、インドア人間でチキンを通り越してネズミくらい気が弱いです。そんな人間なので、一人で外にお酒を飲みに行くなんて経験が無く、このままでは女の子と飲みに行くなんて事も恐ろしくてできません。そこで、一人で居酒屋に行く練習をしました。

 

という事で、国際通り沿いにある居酒屋に入ろうと思ったのですが、国際通りは人間の群れで賑わっていて私には無理だと判断しました。

そこで私が入ったのは、「ちゃんぷるー家」という国際通りから少しだけ離れたところにある居酒屋です。

チャンプルー家のメニュー

入ってびくびくしながらゴーヤーチャンプルー沖縄そば・シークワーサーサワーを頼みました。ゴーヤチャンプルーは苦みがありましたが、卵とハムの甘さと丁度マッチしてとても美味しかったです。また、シークワーサーサワーはシークワサーの酸っぱさとアルコールの苦さが混ざりとても美味しかったです。

「シークワーサーサワー」&「沖縄そば」&「ゴーヤーチャンプルー

その後、せっかく沖縄に来たという事で琉球泡盛琉球王朝の特選をロックでいただきました。私はあまりアルコールに強くないので泡盛を少し飲んだだけで酔いました。

 

その後は、国際通りの入り口にあるビルの屋上に散歩しにいきました。アルコールが入っているので普段より大股になって、のんびり散歩できました。たまには旅行先で呑んで散歩するのもいいなと思いました。

県庁前のビル。中にはRYUBOや無印良品などが入っていた。

小禄イオン

2日目も那覇市内を散策しました。那覇市漫湖という湖によって東西に分断されており、普段歩いている国際通りはそのうちの東側にあります。そこで今回は、西側にある奥武山公園駅というところから降りて、小禄駅の近くにあるイオンまでを散歩しました。

小禄駅のイオンは駅から徒歩3分で行けるアクセスのいいところにあります。その為、沖縄旅行最終日にふらっと寄る事ができます。今回も例にもれずここでお土産を買いました。

 

また、その前に武ちゃん食堂というところで昼飯を食べました。ここは600円でお腹いっぱい食べられるのでコスパ最強です。イオンから少し歩いたところにあるので是非!

豆腐チャンプルー定食。お腹いっぱいになれます。

まとめ

今回の旅行で、ラウンジの利用と一人呑みができるようになった!こんな初歩的な事ができるから何なんだと思う方もいるかもしれないが、私にとってはとても大きな一歩でした。この調子で5回目の旅行でも、また新しいことに挑戦していこうと思います!

沖縄旅行2/6 & 3/6

jgc修行の為に6回沖縄に行ってきた。今回はその中で2回目と3回目についてまとめておく。

2回目

jgc修行用の2回目沖縄旅行は人生初のレンタカーを利用した。

 

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車種はN-BOX。運転しやすい軽自動車だ。

 

今回の旅行は主に城グスクを巡った。

 

浦添

始めに行ったのは浦添にある浦添城。タダで入れて散歩にはもってこい。

浦添の城。無料の駐車場もあるのでふらっと寄れる。

一番上には映画「ハクソー・リッジ」の元になったハクソー・リッジがあった。

沖縄の丘は戦時中にハクソー・リッジと呼ばれていた。映画に出てくる丘がどこなのかはよく分かっていないらしい。

座喜味城

次に向かったのは読谷村にある座喜味城。こちらもぐすくにはタダで入る事ができる。横に隣接されているユンタンザミュージアムに入るには500円かかる。(村内は無料)

座喜味城。駐車場もありタダで入れるのでおすすめ。

たまたま修学旅行かツアーか分からないが私服の大学生くらいの集団と鉢合わせた。なんか一人で城巡りしてるのってよく考えたら変か?

 

ちなみに座喜味城は首里城などとともに世界遺産登録されているので行く価値はある。

グスク時代の遺跡として世界遺産に登録されている。

小腹がすいていたので近くにあったbakery suienに行くことに。最近できたパン屋らしく、観光客か地元の人か分からないが結構人いた。

近くにあったパン屋。木が生い茂っている所にある。

パンは結構おいしかった。

名護市

読谷からそのまま北上すると名護市につく。ここで昼飯として地元の弁当やである「丼どん」の弁当を買った。ここの弁当は隣接する名護商工高等学校の昼食用弁当として作られているので結構若者向けの味付け。マヨネーズたっぷりのチキン南蛮丼(300円)を頂いた。

その後弁当を抱えたまま、名護中央公園の天井展望台に到着。展望台から名護の街並みを見ながら弁当を頂いた。

展望台で食べる弁当は格別!

21世紀の森ビーチ

そこから見えたビーチっぽいものが気になったので行くことに。

展望台から見えたビーチっぽいとこ

調べてみると、21世紀の森ビーチなるものがあるらしい。沖縄にいるにもかかわらず全然海を見ないのはナンセンスだと思い行ってみた。

21世紀の森ビーチ

まあ綺麗なビーチだった。個人的に気に入ったのは、トポロジーとインフィニティーの2つを混ぜ合わせた「とぽいんふぃにてぃー」というオブジェクト。トポロジカル絶縁体の無限系界面を研究する身としては非常に親近感の湧くオブジェだった。

公園内にある謎のオブジェ

名護パイナップルパーク

その後は名護に来たらここだろうと言われる、名護パイナップルパークに行ってきた。

名護パイナップルパーク

この施設は常にパイナップルのテーマパークであり、常にパイナップルの曲が流れている。家族連れとカップルしかいない中、一人で突っ込み写真撮影をするのは非常に恥ずかしかった。そんな一人観光客に厳しいパイナップルパークであるが、世にも珍しいパイナップルのワインが試せる。

世にも珍しいパイナップルワイナリー



是非名護に行った際には寄っていただきたい施設である。

今帰仁城

次に向かったのは名護市の隣にある今帰仁村今帰仁城である。この城に入るのには500円でチケットを買う必要がある。しかし、このチケットは横に隣接されている博物館の入場チケットでもあるので買う価値はある。

今帰仁城跡。入場は有料

今帰仁城と書かれた看板を通り過ぎようとすると、看板の裏に何かいる事に気づいた。

看板裏のもふもふ

そう猫である。どうやら今帰仁城には4匹の猫が住み着いているそうでそれぞれにちゃんと名前がついている。

入り口にいるスタッフが餌をあげてるので入り口近くにいることが多い。

今帰仁城を訪れた際には彼らに合う事ができるかもしれない。私は4匹中3匹見つける事ができた。

 

横に隣接されている、博物館ではいろいろな展示があった。ぐすく時代の事だけでなく、近代の事も色々展示されていた。特に面白かったのは戦争で発行された国債である。こんなものがあるとは知らなかったので勉強になった。

今帰仁のマスコットもいる。



古宇利島

今帰仁城の後は、古宇利大橋を渡って古宇利島に行った。駐車場に車を止めて外に出ると、「ひひーん」という声が聞こえた。なんだと思って周りを見てみると、馬がいるではないか。

古宇利島の白馬



可愛いポニーちゃんに挨拶してから橋の下にあるビーチに歩いて行った。

ビーチは橋の下にある為、非常にきれいな写真が撮れた。おそらくこの写真でこの古宇利大橋は有名なのではないだろうか?

古宇利大橋は全長約1kmの大きな橋。



夜はそのまま南下して北中城村にあるホテルサザンビレッジというところにとまった。

部屋はまあ普通で、シャワーも付いてる。そして破格の3000円である。また、近くに隣接されている「くわっちぃ食堂 青空 北中城店」は安くておいしかった。是非お勧めである。

A&W

次の日の朝はエンダーとして親しまれているA&Wに行ってきた。A&Wをエンダーと略すことを知らずに「エーアンドダブリューバーガーください」と注文してないちゃーである事を示した。

バーガーは普通に美味しかった。また、気になっていたルートビアが飲めたのもよかった。

A&Wは沖縄のハンバーガーチェーン。ルートビアというシップの味がする飲み物が有名。

中城

その後、世界遺産である中城に行った。中城までは駐車場からカートが出ていた。金がかかっているなーと思いながら乗っていると、カートが名護パイナップルパークと同じものであることに気づいた。

中城入り口まで行けるカート



そのままウロウロしていると大きなカメラとマイクを持っている集団を発見。NHKだった。どうやら最強の城決定戦なる番組のロケに来ているらしい。少し話を聞きたいとのことだったので快諾した。

カメラを向けられ「一人で城を見に来るなんて城が好きなのか」と聞かれた。たまたま友人に勧められてきたと言えばよかったものを、人生初のインタビューだったのでパニックになってしまい、「城が大好きで昨日は今帰仁城浦添、座喜味城を見てきました」と回答してしまった。

別に城や沖縄の城時代の話などほとんど知らないだろお前。なんなら日本の歴史すらよくわかってないよ...

スタッフの方にそんな私の心の叫びが聞こえるわけもなく、「そうなんですね!城のどんなとこが好きなんですか?」なんて質問が来てしまった。

私は慌てながら、「人が住んでいた所がいいです」と訳の分からない回答をして地球上のほとんどの地域が好きな人間判定を受けてしまった。

その後もよく分からない回答を連発し、冷や汗で汗だくになる私。この城の頂上から飛び降りようと思い始めた頃にインタビューは終わった。

その後、番組の詳細を教えてもらったので、録画して見てみたが私のインタビューはカットされてた。まあそうだろう。

中城はとても大きく、一見の価値あり

勝連城

次に行ったのは勝連城だ。勝連城は他の城に比べて高いところにあった。その為、非常に景色が綺麗であった。

勝連城。坂が急なので登るのは結構大変



神の腰掛けあがったので座っておいた。神になった。

 

また、勝連にもチケット売り場から城までを結ぶ謎交通があった。面白いのはそれが公道をまたいでいる事であった。

勝連城からの景色は最高だ!高いところにあるので風が強くて涼しい



うるまの海中道路

その後、うるまの海中道路を渡った。

 

まっすぐに伸びる海中道路を車で走るのは非常に気持ちがよく。ついスピードを出しそうになってしまう。気を付けよう。

 

途中にある道の駅の「3枚肉丼」は非常に美味しかった。沖縄に来るといつもこの三枚肉が食べたくなってしまうのはなんでだろう。

海中道路内にある道の駅で食べた3枚肉丼

イオンライカ

その後沖縄イオンライカムでポケモンセンターに行ってきた。ポケモンはエメラルドしかやったことなかったが、なかなか面白かった。個人的にはピカチュウ柄のかりゆしウェアが欲しかったが高かったのであきらめた。

沖縄にはポケモンセンターがあります!

 

2回目の修行旅行は以上である。今回は初めてのレンタカーであったが事故することなく無事に帰ってこられてよかった。

3回目

3回目の旅行は時間が無かったので夜に行って一泊して朝に帰ってくるという旅程を組んだ。22時ごろついてカプセルホテルにチェックインしオールで研究を行った。

カプセルホテルでオールで研究活動

途中小腹がすいたので朝6時まで営業している「つるまつ」で沖縄そばを食べた。

深夜の沖縄そばは身にしみる。

その後朝の便で帰った。完全に修行の為の沖縄。

朝飯は空港にあるパン屋さんで買ったメロンパン。サーターアンダギーもあって美味しいのでお勧め。

まとめ

今回の旅行では人生初のレンタカーを借りた。改めて車の便利さが理解できたので、今後の旅行でもレンタカーを利用したいと思う。その為に、車の運転練習を普段からしておく必要があると強く感じた。

 

種子島行ってきた 後半戦

コンニチハ。あるばーとです。この記事は種子島行ってきた 前半戦の続きです。

前半戦ではロケット打ち上げ延期を見てきました。後半からは種子島の様々な場所をまわりたいと思います。

宝満の池

初めに行ったのは宝満の池です。どうやらこの宝満の池にはメンコ―と呼ばれる妖怪が住んでいるそうで、春になると「ヒョー、ヒョー」と奇声をあげながら川の中で夏を過ごすそうです。

宝満の池展望台からの景色
私が行ったのは冬だったのでそんな奇声は聞こえず、静かな風景が広がるだけでした。しかし、後ろを見てみると、壁に何やら落書きがしてあるのを発見しました。 よく見てみると、何やら名前が彫られていました。どうやらここに名前を彫るのが若い人の間で流行っているみたいです。
謎の名前彫文化

インギー駅

宝満の池から西へさらに進むと、インギー駅という謎の駅を発見しました。どうやらこの花峰という地区はインギー鶏という南種子町特有の鶏の発祥地だそうです。

インギー駅
実際近くにあった小屋のような物を覗いてみると、鶏らしき影が見られました。
インギー鶏
ちなみにインギー駅の中には、よく分からないお金を入れる場所と、すぐ隣の花峰小学校の学生であろう方々の写真が貼られていました。
お金入れ
ちょんまげパワー

門倉岬

さらに西へ進むと、日本に初めて鉄砲が伝来したとされる門倉岬を発見しました。

鉄砲伝来!門倉岬!
ポルトガル語が石碑に掘ってありました
しかし、実際にポルトガル人が漂着したのはここではなく、門倉岬から少しだけ離れた海岸です。そちらも見に行ってみました。
ポルトガル人が漂流した海岸への道
丁度その日は晴れていたので、岬のような高くなっている場所から海岸への階段を上ったり下ったりするのが大変でした。一応、石碑が置いてあったりしましたが普通に岩場が多い海岸でした。

美の吉

昼飯は南種子町の名物インギー鶏のどんぶりが食べられる「美の吉」で食べました。

ホテルも兼ねている美の吉
普通の親子丼でしたが、美味しかったです。注文を食券で受け付けており、現代っぽいなと思いました。離島だからとなめてました。すいません。
インギー丼(1100円)

秒速聖地めぐり

その後時間が余っていたので、秒速5センチメートルの聖地にいくつか行きました。 はじめに行ったのは旧種子島空港です。

種子島空港は聖地スポットとして登録されていた。
作品内では男の方が引っ越しの為空港から飛び立つのですが、その時に使われるのは現在動いているコスモポートではなく、こちらの旧種子島空港です。中に入って作品内と同じ構図で写真を撮りたかったのですがどうやら工事中で入れませんでした。
工事中で立ち入りできなかった
次に鹿児島県種子島中央高校に行ってきました。
種子島中央高校
作中でよく登場するバイク置き場も見られました。あんまり、パシャパシャ写真を撮っていると、JKを見に来た変質者として通報される可能性があったので、すぐに退散しました。
作中で澄田が東野を待っていたバイク置き場。中に入れないので外から撮影。
そして最後に増田宇宙通信所を見に行きました。 こちらは作中で澄田が泣いてしまうところです。丁度夕方ごろに行ったので作中のカットと同じ写真を撮る事ができました。
増田宇宙研究所
作中で澄田が泣いてしまうところ。ロケットロードが一緒に写れば完ぺきだった。
また、中の増田宇宙研究所は無料で見学ができ、宇宙開発について様々な事が知れるのでお勧めです。

ホテルへ

その後、海沿いの道を北上してホテルがある西之表市に向かいました。

途中に夕食として「たねがしま食堂」というところに寄りました。

店内には陽気なおじさんがいて、店番をしてました。仕事よりもお話をするのが好きみたいで、お冷を出し忘れながらずっと話してました。なかなか陽気なおじさんで種子島の人だと思ってたら東京から来た人でした。無茶苦茶すぎる。

ご飯は普通に美味しかったので結構おすすめです。

刺身御膳。デザートと飲料も付いている。ご飯はお代わりし放題で1480円だった。

その後、ホテルについてチェックインをおこないました。今回予約したホテルは種子島ARAKIホテルというところで、ロケットのシーズンという事もありキャビンの部屋もいっぱいでした。

種子島ARAKIホテル entrance
キャビンの部屋は横に併設されている銭湯の2階部分にあり、ホテルの大浴場として銭湯が利用できるようになっています。お風呂は結構ぬるめでサウナも付いており、露天風呂もあるという風呂でした。露天風呂からの景色は空のみでしたが、種子島の星空を眺めながら入るお風呂は最高でした。
キャビンは20部屋くらい。

西之表

朝は起きてすぐに西之表市をドライブ。北側にある海沿いの道が走っていて気持ちよかったです。

西之表市の北側海沿いの道
その後、港の近くも歩いてみました。まあ港でした。朝早くいったのに駐車場が満車でびっくりしました。
港には「おじゃりもうせ」(いらっしゃいませの意)のロケットオブジェがある

鉄砲館

港の近くには鉄砲館という、鉄砲伝来の島だからこその資料館があります。鉄砲館は鉄砲の事はもちろん、種子島とその周辺島々の歴史について学ぶことができます。

西之表市にある鉄砲館では種子島の歴史を学べる
中にあった鉄砲伝来物語という人形芝居は感動の超大作であり、一見の価値がありました。
鉄砲伝来の背景には愛と情熱の物語があった!

中種子の焼きカレー

鉄砲館を見た後は、海辺の道を通りながら中種子町に。中種子町の「軽食屋はなやなぎ」というお店で焼きカレーをいただきました。地元の高校生や中学生が来ていて、若い人がこんなにいるのかと驚きました。

名物焼きカレー若い人たちに人気の商品!

広田遺跡

さらに南下して昨日は打ち上げの為入れなかった広田遺跡に潜入しました。 遺跡に行くには駐車場から200mほど歩く必要があります。特段歩きにくいところでもありませんが、補助用の棒が用意されていました。

この棒を杖代わりに歩けるらしい。持っていったら怪訝な目で見られた。
遺跡は海沿いにあるので順路にしたがい海に向かって歩きます。
広田遺跡の様子。海辺の近くで人骨が大量に発見されたらしい。
死者が蘇らないように足を折り曲げて埋葬する方法である屈葬も見られました。
それぞれの墓には発掘当時の写真が残っている。これは熟年男性が屈葬されている様子。

LP(ロケット発射場)

広田遺跡からさらに南下すると、JAXAのロケット発射場があります。ロケット発射場を見るには、ロケットの丘展望台がよく利用されますが、実は近くの海岸まで歩いて行く事ができます。

中型ロケット発射場の近くに海岸への入り口がある。
かなり近くまで行く事ができる。近くで見るとその大きさに驚かされる。
海辺で感動していたらフライトの時間が迫ってきたので急いで中種子町に戻ることに。

さよなら種子島

空港に着くと、すでに多くの人がチェックインを済ませていました。 私もすぐさま荷物をまとめチェックイン。その後スムーズに搭乗する事ができました。もう飛行機の搭乗にも慣れたものです。

帰りは窓側の席に座る事ができた。さよなら種子島

まとめ

種子島の旅行はこんな感じで終わりです。1泊3日の旅行でしたが、なかなか濃い時間を過ごしました。離島はどこもそうですが、みんなのんびりしているのでまったりすることができました。また、種子島はビーチも綺麗なのでまたいつか夏に来たいと思えるような場所でした。

それではこのへんで~

種子島行ってきた 前半戦

こんにちは。アルバートです。

 

jgc修行も完了し、余ったマイルを使うときが来ました。どこに行こうかと悩んでいるとロケットの打ち上げが種子島で行われるという情報を手に入れたので、種子島にいってロケットを見てきます!

 

 

1日目

早速、jgcを活用して鹿児島空港のラウンジを使いました。

おつまみとビールがありましたが、運転をするので飲酒はできませんでした。(プレモルがあったから飲みたかった!)


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鹿児島から種子島へはジャンボジェットではなく、プロペラ機(ATR)で行きます。

乗り込むときには歩いて行く

窓際の席を取りたかったですが、埋まってて取れませんでした。

 

機内にディスプレイが無いことから機内安全ビデオが流せず、代わりにCAさんが緊急時の酸素マスクや救命具の説明を実演してくれます。また、フライト時間が短いことから、飲料提供サービスの代わりにjalキャンディを提供してもらいました。

ラウンジなどにも置いてあるjalキャンディ。結構おいしい

 

だいたい一人一つずつ取っていましたが、私の横に座っていたおじさんが、バーゲンセールの掴み取りのごとく大量に貰っていました。CAさんが一瞬固まったのを感じましたが、すぐにニコニコ笑顔になったのを見てプロだなと思いました。

 

種子島空港につくともう夕方でした。おじゃりもうせ種子島

コスモポート種子島

到着ゲートをくぐると種子島レンタカーの方が待っていてくれました。

他にも様々なレンタカー会社がある。タイムズが無いのが残念

種子島レンタカーさんは電話での予約のみだったので事前に予約していました。本来は次の日から借りる予定だったのですが直前に電話で今日から借りられないかという事を問い合わせると快諾していただけました。

借りたのは白のTANTOくん。実家も同じ車種なので乗り慣れています。

白いタントくん。中はちょっと変なにおいでした。

まず初めに向かったのはアイショップ石堂店というところ。ここは新海誠の「秒速5センチメートル」というアニメ映画の聖地です。このアニメ映画はモテない男の好きなアニメランキングTOP5に入る映画であり(自分調べ)、私も例にもれずこの映画が大好きです。

アイショップ石堂店。「秒速5センチメートル」の2章である「コスモナウト」に出てくる

アニメ内では主人公の男・女が高校の帰りにここで飲み物を買って、外のベンチで談笑するシーンがあります。私も体験するために、一人で2つ飲み物を買ってベンチに座ってみました。一人でやるとアニメとのギャップもあり、めちゃくちゃ孤独を感じました。

東野くんが飲むコーヒー牛乳と澄田さんが飲むヨーグルッペ

ちなみにこの店自体は地元のお客さんが結構来てました。2日目に行った際にも原付で寄っている方がいたためアニメのシーンに近い風景が撮れました。

 

次に向かったのは中山海岸です。ここも「秒速5センチメートル」の聖地で、主人公の女の子がサーフィンをしているところです。私が行ったのが夕方だったので流石にサーファーの人はいませんでした。しかし、夕方に行ったからこそノスタルジックな風景が撮れたと思います。私のカメラの画質だと綺麗には撮れませんが,,,

中山海岸の風景。サーファーはいなかった

次に夕食を食べようと中種子町の市街地に行きましたが、居酒屋しか空いてなかったのでA-Coopでお惣菜を買いました。

中種子町にある恐らく唯一のスーパーマーケット。お土産も買える。

それを持ってロケット発射が見られる長谷公園へ。

長谷公園にはすでに20台ほどの車が止まっており、芝生に人が集まってました。中には名古屋ナンバーのキャンピングカーがいたりして気合いが見て取れました。

前日入りする人の多さに驚く

その日はたまたま人工衛星が日本上空を通過する日だったのでそれを見ている様子でした。流石ロケットを見に来るだけあって宇宙の知識が豊富だと感じました。私のような素人がこんなところに居たら石でも投げられるかもしれないと思い、「みなさんISSを見られてるんですか?」と宇宙兄弟から得た知識でなんとか知ったかぶりをしました。

ISSじゃなくてハッブル宇宙望遠鏡ですね」と答えてくれたのは人工衛星がどの辺に出てくるのか解説していたおじさんでした。そうか、ハッブル宇宙望遠鏡か。

 

その後、人工衛星が出てくるまで皆でカウントダウンしました。次の日の予行演習みたいなものですね。

 

人工衛星を見た後はやることが無かったのですぐに寝ました。車中泊は初めてで寝られるか心配でしたが普通にぐっすり眠れました。買ってよかった冬用シュラフ

初めての車中泊。タントは運転席部分がフルフラットにできたので寝やすかった。

2日目

前日に早く寝たこともあり、6時前に起きました。

 

周りの方もすでに起きており、前の方で場所どりしている方も。

朝のロケット打ち上げ見学所の様子

話を聞いてみると2日前からずっとその場所で寝泊まりしている猛者もいました。しかも100均のシュラフで寝てたそう,,,

強すぎる。

テント張るの禁止なので完全なる野宿。強すぎる。

こんなことできるのは若い人だけだろうと思い聞いてみると案の定大学生や大学院生でした。学生がこんなにいるとは思わなかったので結構驚きでした。宇宙開発系の研究室に配属されている方もいましたが、情報系の専攻の学生もいました。私は物理学専攻なので全員理系でした。やはり理系は宇宙大好きという事ですね。

宇宙開発系の研究室にいる方から詳しく話を聞いてみると、今回のh3ロケットというのは前回のh2ロケットに比べて低コストで生産できることが強みであり、初めての型のロケットであるそうです。その為、打ち上げに成功すれば大きな成果になると思われますが、反対に失敗するだろうと考えている人も多いようです。実際、その大学院生が研究室の教授にロケット打ち上げを見に行く話をしたところ、「ええ!あれ飛ぶの!?」とおっしゃっていたそうです、、、

 

また、みなさんめちゃくちゃ凄いカメラを持っており、私のようなaquos sense6sカメラで撮影しようと考えているキチガイはいませんでした。これを機にカメラを買ってみるのもいいかも。

結構凄そうなカメラ。綺麗にとれるそうです。

色々話を聞いているうちについに打ち上げ500秒前となりました、打ち上げの自動カウントダウンシーケンスが始まるのが打ち上げ500秒前であり、打ち上げ予定の500秒前にロケット管理者のGoサインが出るそうです。

打ち上げ場の様子。四角いのはVABでその横にあるのがロケット

あたりに緊張が走り、「~確認」などのアナウンスが流れます。

打ち上げ10秒前からはみんなでカウントダウンが始まりました。そして0.4秒前にメインエンジンに点火信号が送られ、冷却用の水蒸気がのぼります。おお、と思っていたら全然lanch offしません。

周りの人は不安そうな声で「ここから打ちあがるのだ」と言っていましたがロケットが動く気配は一向にありません。少し待っていると、「~に点火信号が送られなかった為~」と恐らく打ち上げ中止であろうアナウンスが流れました。宇宙系研究室にいる詳しい大学生に聞いてみると恐らく中止だろうとの事。非常に残念でした。

 

中止だという事が分かるとあたり一帯は一気に暗い雰囲気にのまれ、子供が泣きだしました。私もツイッターで最新情報を見ていると、どうやら三菱重工の株価が大暴落しているっぽい。今からショートするかという余裕もなく私も結構落ち込みました。

 

という事で種子島のロケット打ち上げ見学はやむなく失敗に終わりました。しかし、ロケット打ち上げカウントダウンを体験するという事はできました。H3ロケットは低コストで生産しやすいそうなのでまた打ち上げがあれば見に行きたいと思います。

後半はロケットとは関係なく、種子島を満喫しようと思います。

恋愛におけるダイエットの方法について

Introduction

古来から、幸せな家庭を築く事は一つの目標になっている。その為には結婚をする必要があり、現代社会において結婚とは恋愛の先にあるものであると言われている。現在の日本では少子高齢化が進んでおり、人口減少が嘆かれているが、その背景には「結婚において恋愛が必要条件になる事から、結婚できる人が減少している」との見解もある。そういった背景がある事から、現在の日本社会の一大問題である人口減少の解消には若者の活発な恋愛活動が必要であると思われる。 しかし、このようなブログを読んでいる諸賢らの崇高な頭脳なら分かると思うが、恋愛をするには自らの見た目を一定以上の水準に到達させる必要がある。女性においてその水準は、男受けしやすいメイクの方法であったり、髪型であったりする。対する男性の水準は清潔感のある身だしなみ・経済力などが考えられる。しかしどちらにも共通する事項として、体つきというものが考えられることは否定できないだろう。(一部の少数性的思考者を除く)

そこで本論文では、男性の体つきを肥満体型からモテやすい体型に変えるために私が行っているダイエット方法を示し、その結果報告を行う。 なお、これはあくまで私の独断と偏見から作成されたものであり、世間一般に応用できるものとは思えない。

Method

私の行ったダイエット方法を大きく分類すると、カロリー消費の項とカロリー摂取の項に分けることができる。

カロリー消費

カロリーを消費するためには動かなければならない。私は元来運動が苦手であり、ラケットスポーツはラケットにボールが当たらないし、サッカーはすぐにこけるし、バスケはドリブルができない。思えば小学生の頃から運動が苦手であり、運動音痴であった。小学校の運動音痴には人権が無いので私も人権を得るべくジャンジャックルソーばりに頑張ってみたがどうにもならなかった。特に、ドッジボールの練習に関しては狂ったように行った。小学生はドッジボールが強ければ権力を得ることができるのでドッジボールの球を取る練習をしたが、結局この手でボールを掴むことは一度もなかった。

話がそれたがとにかく私はそれだけ運動が苦手なのである。階段を登れるのが奇跡なのである。そういった人間にもできる運動として筋トレやランニングがある。 筋肉は裏切らないとはよく言ったもので筋肉は本当に裏切らないと思う。筋トレをしていれば上げられる重量は増えていくし、筋肉量も増えていく。 そして筋肉が増えれば代謝がよくなるので、カロリー消費にもつながる。

また、ランニングも素晴らしい。ランニングは体一つでどこでもできるし、足が動くなら誰にでもできる。まさしく、ガンプのようにひたすらに走り続ける事が大切である。ベトナムの戦場で走るわけでもないので死ぬこともほとんどない。

このようにとにかくカロリーを消費する行動をすることが大切である。

カロリー摂取

米はうまい。ラーメンもうまい。とんかつもアメリカのピザもうまい。このように美味しいものはハイカロリーである。こういったハイカロリーなものを避け、草を食べるのがよい。 サラダを塩で食べ、大豆からできた豆腐を食べる。ただ、タンパク質は必要なので鶏肉をひたすら焼く。全国の鳥にそんなに恨みがあるのか?と思われるぐらいひたすら鶏肉をたべることをお勧めする。

他にもお菓子を食べないことも肝心である。お菓子を食べないようにするためにはそもそも買わないことが有効である。レジに並ぶ前に自分の籠に入っているお菓子をすべて投げ捨てよう。それくらいの気迫が必要である。

Result

実験の結果、私の体脂肪率は30%から29.1%に減った。

考察

なぜ?え、なんで?あんなに頑張ったのに?え、ひどくない?

等と考えてはいけない。ダイエットはまだ始まったばかりである。これをひたすら続けることが大切である。雨の日も風の日も台風の日も。休んではいけない。一日でも休んだら死ぬと思って取り組まなければいけない。生半可な気持ちではいかんのだ。そう信じて明日もダンベルをあげよう。

読書について 森見登美彦

読書についてというタイトルはショーペンハウアーを連想させるかもしれない。

しかし、このブログでは彼ほど深いことも言わないし、私のもみあげも彼のように立派ではない。

 

 

ここで取り上げるのは、私の好きな作家「森見登美彦」氏についてである。

 

 

森見登美彦は京都を舞台とした小説作家として定評のある作家である。彼の描く小説の京都は賑やかで神秘的であり、読んでいると京都に旅行に行きたくなる。

また、彼は阿呆学生を書くのも得意である。彼の描く阿呆学生は四畳半にこもりっぱなしで、勉強も交遊もダメダメな学生である。しかし、そこにこそ私たち人間の面白さやひたむきさが現れるわけである。

四畳半という言葉はかつての寺山修司三島由紀夫等の文学者達が用いたインドアで内向的な事を象徴する言葉である。私も非常に四畳半的な性格であるので、人との交友は苦手だし放っておくと家で一日中寝ている。まさに、彼の小説に出てくる「私」と同じなのである。

 

その為、森見登美彦の小説に結構な確率で共感している。

しかし、四畳半的な人間に共感はいらないのだ。一人四畳半に籠って孤独の戦いをし、夜中には咆哮し悶絶するような人間は共感を求めず、孤高の戦いをするのだ。そして読書とはそういうものである。