アルバートの日常

日々の生活の事を書きます。旅行とか読書とか

最近ゲームをしなくなった

皆さんの趣味はなんであるか?この質問に対して昔の私はゲームが好きだと話していた。しかしコロナウィルスの流行とともにあまりゲームをしなくなった私の最近の趣味は旅行である。

 

これは世間一般の若者と反対のことをしていることになる。なぜなら、コロナでインドア趣味の需要が爆発的に増えた時代、近年の若者は、アニメ鑑賞やテレビゲームなどを嗜む事の面白さを見出しているためである。聞けばネトフリやアマプラなどのサブスクやスイッチなどのゲーム機を持っているのは当たり前となっており、休日はゲームをして過ごすという過ごし方もインドアオタク的ではなく大衆向け趣味となってきた。

 

そんな世間に反抗したわけではないが、一昔前まで一日中家にこもってマインクラフトをやっていた人間が今は週一で飛行機に乗りチンスポ巡りをする人間になっているのである。一体どうしたのだろう。 

 

原因の一つは私の友好関係にあると思うが(友人に旅行好きがいて誘われるから)、今回はその他の要因について触れてみる。

 

それは森見登美彦大先生の影響である。私は本を読むのが好きで森見登美彦寺山修司の本をよく読む。

森見登美彦の本で代表的なものに四畳半神話大系という著書があるのだが、この本が本当に面白い。

かんたんに説明すると四畳半の広さの下宿に籠りっぱなしの大学生が外の世界を知るという物語である。

つまり私も、四畳半を飛び出して社会を知ろうと努力している最中であるということである。その過程の中ではゲームというインドア趣味は害でしかないということである。

ここで勘違いしてほしくないのは、ゲーム等のインドア趣味も人生を彩る非常に素晴らしいものであるということである。

 

私は寺山修司を読む捻くれものであるから、単に外に出て陽気に遊ぶ事に対して冷笑的である。それよりも、本を読んだりゲームをしたりする事で得られる理系的知識に浸り、変人的な言動で街を練り歩くほうが有意義だと考えている。

有り体に言えば、狂人ぶるのが好きな厨二病患者である。しかし私の求める厨二性には理系的論理性と文系的博識さが必要不可欠であり、そのためには四畳半的ゲーム趣味を抜け出し、アウトドアに移行するという過程が必要不可欠であったと言えよう。

 

その観点からすれば最近あまりゲームをやらなくなった事を祝福すべきである。

最近読んだ寺山修司の家でのススメに四畳半という言葉が出てきたからコンナことを書いた次第である。

 

寺山修司はコロナで四畳半的になった現代の若者が読むべき良書であると思う。

まとまりがないがこの辺で閉めようと思う。

 

四畳半は遠くにありて想ふもの

そしてかなしく歌ふもの

かへるところにあるまじや